教室2:みんなのハーネスラーニング(1)

<学習の狙い>

 親切な社会や問題の解決は、ただ誰かがしてくれるのを待っていればよいというわけではありません。福祉の考え方は、問題に直面する当事者自身が主体となり、社会を築いていく担い手でなければならないということです。大きな事をしようというのではありません。ただ、自分の置かれた状況を説明して理解を得るための努力をしたり、困っている人を見過ごさず、こちらから声をかけてコミュニケーションをとる能力等が必要です。これを私は“ふれあい人間力”と呼び、講演会や研修会でもテーマとしていますが、このセミナーでは個人の事情に応じ、その潜在力を引き出すのが狙いです。誰にでも心にハーネスがあり、この絆を自覚するための学習が必要であると考えています。

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<学習の進め方>

 最初に受けていただいた「ひとりひとりの幸せ相談」で問題解決に向けた道筋は得られることでしょう。しかし、実際の行動に結びつけていくためには、人間関係や社会の知識、コミュニケーション方法、キャリアアップにつながる進路選択の視点等、それを具体化していくための学習が必要になります。そこで「みんなのハーネスラーニング」では、星野有史オリジナルの学習教材を通して人生の問題を取り上げます。共に生きていくための理念や、それを実らせる福祉、人間関係の基盤となる考え方等、あなたが直面する問題に合わせ、年齢や対応力、個人的な事情に応じて学習プランを作成して進めます。それは夢を描く力であったり、病気・障害の克服、友達や家族関係の調整等、求められる課題は様々でしょう。福祉を学ぶ価値は、生活全般に関係する事柄に通じるため、そこから幅広い視野を養ったり、進路選択のヒントが得られます。

 これらの内容は課題に対するリポートという形式で進めていきます。こちらであなたの学習プランに合った課題を文章で提示いたしますので、それに対する解答をメール、または電話で報告してください。送られたメールの内容にコメントするのが基本ですが、電話の場合は、その課題に対するレクチャー、またはリポート作成のフォロー・評価等になります。

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<体験リポートの提出>

 リポートの内容を充実させたり、コミュニケーション力の向上やキャリアアップを目指すために、課題によってはフィールドにおける体験的な学習を助言させていただく場合があります。ボランティア学習であったり、地域のバリアフリー等について調査し、リポートしていただくような方法です。勿論、強制するものではありませんが、この学習の効果は社会の中で自己の存在価値を得られるということにあります。体験を通じて福祉を志すばかりでなく、生活を知ることでユニバーサルデザインの商品・サービスの工夫に関心がもてたり、自立支援用具としてロボット工学に興味が出るもの、リハビリテーションや看護の専門職を目指す、政治・経済への探究心、ボランティアやバリアフリーの課題から地域貢献活動等への参加など、今まで漠然と描いてきた思いが、現実の目標となって結びついていくところにあります。

 これらの体験リポートに対しては、あなたと研究所で評価を行い、更に形式としてまとめる希望があれば「共生文化メッセージ」で、作文や論文、エッセイ等に編集し、その成果を「研究所通信/ハーネスランド」で発表したり、この作業を積み重ねて製本を考えることもできます。こうしたあなたの実績は自信と次へのステップにつながることでしょう。

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<その他の学習課題>

 「ひとりひとりの幸せ相談」「みんなのハーネスラーニング」を進めていく中で、キャリアアップに対する具体的な進路が見えてくる場合もあるでしょう。しかし、学校の入学や資格の取得を目指しても、その機関や方法について調べたり、面接や書類の対応も必要です。希望の職種は得られたが、あなたを直ぐに受け入れてくれるところばかりではありません。描く目標や面接課題にアドバイスいたしますと共に、作文や小論文、志望動機等の記述については「共生文化メッセージ」において引き続き支援いたします。各教室の学習を併用して、あなたの夢を実現していきましょう。

 「みんなのハーネスラーニング」はメールと電話による通信制の学習です。学校や仕事で時間が取れない、病気・障害がある、お住まいが遠方等の場合においても学習しやすい環境を整えています。

 次のページは学習の参考例です。お問い合わせ・お申し込みの際は「研究所アクセス」よりお願いいたします。

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