支え合う共星のイメージ(2)

<白熊のアクルとフラミンゴ達の友情>

 木の実が生い茂り、食べ物が豊で緑のきれいな夏ですが、白熊のアクルにとっては暑くて暑くて「冷たい氷がほしいよ。誰か助けて」と悲鳴をあげています。反対に雪が積もり寒い冬には、温かい太陽の日差しが恋しくて、フラミンゴ達が長い足を震わせ「凍えちゃうよ。誰か助けて」と、ぶるぶる震えています。共星の厳しい自然に動物達の体がついていかず困っているのです。

 「フラミンゴのみんな、お願いがあるんだ。白熊のアクルが暑くて困っているから君達の大きな羽であおいでくれないだろうか。涼しい風で助かると思うんだ」。アクルが困っていることをウィから聞いてフラミンゴ達は慌てて駆けつけると、羽をパタパタ、涼しい風を送りました。「ああ、気持ちがいい。本当に助かった」。

 今度は寒い冬の時期です。ウィが白熊のアクルに相談をもちかけました。「フラミンゴのみんなが凍えて可哀想なんだ。君の仲間を連れて、温かく毛皮で包んであげてほしい」。アクルはフラミンゴ達が大変なのを聞くと急いで仲間を集めました。「みんな輪になってフラミンゴ達を包んであげよう」。アクルと仲間達はお互いに声をかけ合い、その柔らかいムクムクした毛皮でフラミンゴ達に寄り添いました。「温かい毛布のようだ。みんな、ありがとう」。それは冷えた体だけでなく、心が温められて生まれる安らぎの楽園でした。

このページの先頭へ