ハーネス・ウィの考え方(2)

<ハーネス・ウィとは>

 ハーネス‘harness’という言葉を聞いたことはあるでしょうか。それは盲導犬などに使われる胴輪を指すことが多いですが、それだけではありません。その他にも人や動物、人と人とを結ぶ道具として用いられています。そのため、このハーネスは視覚障害者と盲導犬のパートナーシップをあらわすだけでなく、共に歩む関係から心を通わせ、喜びや悲しみを分かち合う絆の象徴として温かく響く言葉です。前置詞の‘in’をつけ‘in harness’では同輩を意味し、共に歩む二人三脚、また盲導犬となら二人五脚ともいうべきスタイルがイメージできます。これは共に生きる福祉の考え方にも繋がるものでしょう。そこでの関係を通して学び合い成長できる喜びは人にとって最大の幸せであり、福祉教育の基本だと考えます。

 欧米では多文化理解や性教育の一環として「生きる力」を育む内容の教育がなされています。日本では福祉教育として「生きる力」を養い、共生する平和社会の実現を目標に福祉の課題を通して学習する。そこで培われた種が実を結び、民主社会の実現と世界平和を築く花を咲かせることにつながったならば何て幸せなことでしょう。それには福祉教育を充実させ、誰もが心のハーネスを自覚できる学習の機会が必要です。

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